経済学 economics
ケネーの『経済表』は、経済学の歴史において初めて、「経済体系の存続可能性の客観的条件の確定」という課題に取り組み、それを独自の表の形で明確に提示した画期的な業績であった。
価値の分解
国富
労働者: 賃金
地主: 地代
資本家: 利潤
自然価格
自然な状態にあるとき見えざる手により適切な価格に至る
人
スミスは、ここで、「富」とは、国民の労働によって生産される一切の必需品と便益品(つまり、消費財) のことであると宣言しているわけだが、これは、もちろん、重商主義者たちの「富=貴金属」という考え方を批判したものに他ならない。
デイヴィッド・リカード(David Ricardo) は、一言でいえば、古典派経済学の完成者である。
従来
供給すれば需要が生まれる
失業や恐慌は一時的現象にすぎず、やがて経済の自律性が働いてそれらを調整して完全雇用状態をもたらす
需要の大きさは完全雇用を保証するものではない
-> 失業・遊休・不況の存在理由が説明される
完全雇用の達成のためには
有効需要の不足分を埋めることが必要
低金利政策による投資の刺激
財政需要の創出
貯蓄を有価証券か貨幣のどちらかで保有するか
高い証券価格のもとでは将来の値下がりのほうが予想される
値下がりによる資本損失を避けて貨幣の形でもつほうが一般的
直接的な刺激策として財政需要とくに財政投資のほうが有効
ケインズ経済学への批判
長期的にはケインジアンの政策は成功しない
短期的にも成功しない
政府の政策の帰結を的確に予想し行動するから政府の期待通りの効果は保証されない
新古典派とケインズの総合
ケインズ経済学がミクロ経済学的な基礎付けを持たないという批判もあった
リーマン・ショック以降
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